Questions and answers

空調設備についてのQ&A

お客様から寄せられた質問

暖房運転をかけた時にすぐに室内機のファンが回らないのですがどうしたら良いですか?

M子

すぐに室内機が動作しないのはエアコンの仕様によるものです。室内機の熱交換器が温まってないのにファンを回すと寒い風が出てしまうからです。通常、3分~5分は回りません。逆に冷房時は扇風機代わりになり得るので、運転をかけた直後にファンは回ります。10分待ってもファンが回らない場合は故障も考えられるので、取付店へご連絡されることをおすすめします。


吹出口の温度が30℃くらいです。このくらいの温度で正常なのでしょうか?

U太

エアコンは吸込み温度と吹出温度の差を循環させることで部屋を暖めていきます。吸込み温度(フィルターの辺り)と吹出温度の差は20℃~25℃くらいが適正です。例えば部屋の温度が5度であれば、吹出温度は25℃でていれば十分にエアコンは仕事をしているといえます。部屋が温まっていき10℃になれば30℃。20℃になれば40℃になっていきます。設定温度が20℃であればこの時点で室外機がとまる。それだけのことなのです。

よく「設定温度はMAXなのにこれしか出てない…」という声を聞きますが、設定温度によって出てくる風の温度が変化するわけではありません。温度差が10℃以下しかない場合は、ガス漏れの可能性があります。逆に高い方に30℃以上の差がある場合はフィルターの詰まりなどが考えられます。

“フィルターが詰まると吹出温度は高くなるの!?”と思われましたか?
そうなんです。フィルターが詰まると吹出温度は高くなります。しかし、フィルターの詰まりによって風が出なくなるので部屋は暖まりません。エアコンのフィルター掃除は定期的に行うようにしましょう。


25℃設定にしているのに20℃ほどで室外機が止まってしまいます。足元にいたっては10℃くらいしかありません。

M子

暖気は上にあがります。吸込み口(フィルターの辺り)に温度センサーがついており、その温度が25℃になった時点で室外機は止まってしまいます。基本的に上の方についているエアコンはその影響を受けやすいです。フィルターが詰まっていたり、スイングルーバーを上の方に向けていたりすると、エアコン周辺の上の方だけで循環して止まります。空気を循環させることが重要です。サーキュレーターなども効果的です。


まだ部屋が温まっていないのに、プシューという音と共に10分ほどエアコンが止まります。故障でしょうか?

U太

それはおそらく霜取り運転です。

エアコンはガスの循環を逆回転させることで、冷房と暖房を切り替えています。冷房時の室外機は暖房。暖房時の室外機は冷房になります。つまり、暖房時はあの寒い外で冷房運転をしており、寒ければ寒いほど室外機が凍りついていきます。完全に凍りきってしまうと、それこそまったく暖まらない状況となるので、部屋が暖まっていようと、そうでなくても霜取り運転をします。

ちなみに、霜取り運転はガスの循環を逆回転。つまり冷房運転(室外機は暖房)に切り替えることで霜取りをおこなっています。プシューという音は冷房に切りかわった音なのです。残念なことですがエアコンは外気温度が寒ければ寒いほど効かなくなる特性があります。暖房器具でもありながら、寒さに弱いのです。

エアコンの最適な設置場所はどこですか?

U太

冷暖房の効率を高めるために、風の通りが良い場所が理想的です。室内機は、直接日光が当たらず部屋全体に風が行き渡る場所。室外機は風通しが良い所で、できれば直射日光を避けられる場所が望ましいです。

エアコンの買い替え時期の目安はありますか?

U太

一般的には、エアコンの寿命は10〜15年程度とされています。古いエアコンは電気代が高くなるだけでなく、故障のリスクも増えるため、10年以上使用している場合は、最新の省エネモデルへの買い替えを検討すると良いですね。

エアコンのフィルターはどのくらいの頻度で掃除すれば良いですか?

M子

フィルターは2週間に1度を目安に掃除すると良いでしょう。フィルターが汚れると、エアコンの効率が下がり、電気代が増える原因になります。定期的な掃除で快適な使用環境を保ちましょう。

今は、フィルター洗浄などの自動掃除機能が付いた機種もあります。フィルターのホコリ汚れなどをブラシでこすり取り、ダストボックスに溜まっていく仕組みです。高齢の方など、頻回にフィルター掃除ができない方にとってはお手入れが楽になりますが「まったく掃除をしなくていい」わけではありません。

定期的な掃除で快適な使用環境を保ちましょう。

エアコンの効きが悪くなった場合、どのような対処をすれば良いですか?

U太

エアコンの効きが悪くなった場合、まずフィルターや室外機の状態を確認してください。フィルターが汚れていたり、室外機の周りに障害物があると効率が落ちることがあります。それでも改善しない場合は、プロの点検・メンテナンスを依頼することをお勧めします。ユーエーエムにお電話でご相談ください。